2012年3月31日土曜日

iTunesでのMP3の設定


因みに私は現在、CDやオーディオデータの変換には、大変便利なiTunesを使っております。

私のiTunesの設定ですが、VBR(可変ビットレート)は、
その復号の複雑さから一部再生機器でのバグも有るようなので、私は好んで使いません。

一方で、iTunesの環境設定にある「10Hz以下のフィルタリング」は、
元々20Hz以下が物理的に録音されている筈のないCDをリッピングしたら、
ゴースト的に生み出されたノイズの可能性もある筈なので、チェックを入れて
フィルターしてあります。

そして意味不明な「スマートエンコード調整」については、
アップルのサポートでこんな風に書いてありました。

<前略>(スマートエンコーディングとは、)iTunes は元のビットレート設定に基づいて変換されたファイルのサウンド品質を改善するように、内部パラメータを自動的に調整します。これには、チャンネル、エンコードされた周波数、またはサンプルレートの数を減らすことも含まれます。...<中略>
iTunes は、特定のサンプルレートやチャネルの数が選択されている場合は、「スマートエンコード調整」オプションが使用可能であるとしても、選択を優先します。iTunes で設定の自動調整を行うには、「サンプルレート:」ポップアップメニューから「自動」を選択し、「チャンネル」から「自動」をクリックしてください。

イマイチよく分からないけど、私の勝手な解釈だと、
例えば24bit、48kHzのWAV音源とかを変換する際に勝手に44.1kHzにしてくれたり、
モノラルの録音のCDを感知した際に勝手にモノラルにしてくれたり...
する機能だと思うのだが、どうだろう?

最後に、ステレオの音源は、
ジョイントステレオより明らかに通常のステレオの方が良さげなので、
「ステレオモード」は「通常」にしております。


如何でしょうか??
ただここで一つ大きく気になることがございます。

前回の記事で取り上げたMP3とAACの比較研究で使用されたMP3変換ソフトは
全て「LAME」というMP3コーデックを使用しており、
iTunesで使われているApple独自のMP3変換技術(おそらくQuicktime?)
とは変換の過程が違う技術が使用されていたのです。

iTunesとLAMEで変換した際の音質の違いに関しての
スペクトラム比較のデータは見つけられませんでしたが、
過去にアメリカで実施された128kbpsのMP3の比較ブラインドテストでは、
昔はほぼ満場一致で世論はLAMEに軍配を上げておりました。

ですが、最近行われた実験だとiTunesもLAMEも
どっちもどっちという結果のようなので、ますますどちらが良いのか分かりません。

個人的にはLAMEをインストール際の手間が生むパラシーボ効果が、
音質の聴感上の善し悪しに作用していることが無きにしもあらずであると思っております。
また、AppleがAAC推しなのは周知の事実だけに、MP3に力は入れてないじゃないかも?
と疑う人もいそうです。さらには、世界中のレイマー(って言うのかな?)のみんなが
手塩にかけて作り上げたLAMEは悪い筈は無いと私は信じてみたいと思います。

というわけで、次回はLameをインストールしてみます。

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